胃内視鏡(胃カメラ)を用いた胃がん検診
口または鼻から胃の中に内視鏡を入れ、胃の内部を直接観察する検査です。
カメラで胃を観察できるため、小さな病変だけでなく、出血なども詳細に確認することができます。検診医の判断で保険診療(有料)として生検(組織の一部を切り取って、顕微鏡で観察する検査)を行うことがあります。
市の胃内視鏡(胃カメラ)検査では眠った状態(鎮静薬の使用)、痛み止めの薬(鎮痛薬)を使用した検査はできません。
鼻から内視鏡を入れる場合、鼻出血を予防する薬を使用します。局所麻酔を使用する場合もあるため、薬に対するアレルギーのある人は医師に必ず相談してください。検査の際に使用する薬によって、副作用が起きることもあります
対象となる方
受診日時点で50歳以上の人。2年に1回の受診です。
ただし、以下に該当する人は対象外とします。
1.茨木市民ではない人
2.今年度、茨木市胃がん検診(胃部エックス線(バリウム)検査または胃内視鏡(胃カメラ)検査)を受診した人
3.胃がんや胃内視鏡(胃カメラ)検査で検査する部位(食道・胃・十二指腸球部)を治療中、もしくは市の胃がん検診以外で1年以内に胃内視鏡(胃カメラ)検査を受けた人
4.明らかな自覚症状がある人
5.検診、人間ドック、胃部エックス線(バリウム)検査、胃がんリスク検診(ABC 検査)等で、異常を指摘され精査目的の人
6.妊娠中、あるいは妊娠している可能性がある人
7.病気の種類にかかわらず、入院中の人
8.胃全摘術後の人
9.抗血栓薬や抗血小板薬(血をサラサラにするお薬)等の薬剤で治療中の人(お薬手帳を持参ください。)
10.検査に使用する各種薬剤にアレルギーのある人
11.のど・鼻などに重篤な疾患や手術歴があり、内視鏡の挿入ができない人
12.眠った状態(鎮痛薬の使用)や痛み止めの薬(鎮静薬)を使った検査を希望される人
13.呼吸不全、心疾患(急性心筋梗塞・重篤な不整脈など)のある人
14.明らかな出血傾向またはその疑いのある人
15.血圧が極めて高い人 ※高血圧の人は検査直前に血圧を測り、受検の可否を判断します。
16.医師が全身状態等を総合的に判断し、検査を行わないとされた人
17.検査に関して同意が得られない人
なお、受診時には有効期限内の「茨木市健診チケット」が必要となりますので、忘れずにお持ちください。
検診に引き続いて実施した場合の生検(組織の一部を切り取って、顕微鏡で観察する検査)は保険診療(有料)となるため、健康保険証またはマイナンバーカードもあわせてご持参ください。
本人負担
2,000円
ただし下記の項目にひとつでも該当する人は、検査費用が無料となります。
1.検診受診日に70歳以上の人
2.生活保護受給者(生活保護受給者証の提示が必要)中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律による支援給付を受けている人
3.市民税非課税世帯(世帯全員の市民税が非課税である世帯)の人
※事前に市民税課への申告、および保健医療センターへの免除申請が必要です。いずれかをしていない場合は有料となります。
検査終了後に検査の概要については検査医から説明があります。胃内視鏡(胃カメラ)検査は、ダブルチェックの結果を踏まえ最終的な総合判定をするため、後日改めて検査医から判定結果をお伝えします。(検査結果は約1か月後にわかります。)
要事前予約
予約は窓口・電話・ネット予約で受け付けております